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「夏への扉」新訳版

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早川書房さんから「夏への扉[新訳版]」が届きました。

夏への扉
↑プレゼントにもよさそうな表紙です


「それってどんな役得~!?」と思われそうですが、事情はちょっと違います。フツーに書店で購入したまではよかったのですが、いざ読みはじめようとすると......あららら、ページ(最初の折)がはずれてる......。軽度の落丁本を買ってしまったのでした。

普段なら購入前に中を見たりしてチェックするのに、たまたま一冊しか置いていなかったのと急いでいたのとで、中を見ずにレジへ持っていってしまったのでした。普通に読む分には支障はないとはいえ、やっぱりページがはずれていると読みづらいですし、ほかならぬ「夏への扉」ですからねえ......。

というわけで、手紙を同封して早川書房さんへ送ることにしました。ポストに入らなかったので郵便局までもっていったのが金曜の午後のこと。で、月曜にはわが家の郵便受けに早々とピカピカの「夏への扉」が入っていたというわけです。こちらが送った送料分は切手で同封されていました。早川書房さん、ありがとう!

「夏への扉」を初めて読んだのはもう30年以上も前のこと。多くの初心者SFファンと同様、私もすぐにこの魅力的な物語のとりこになりました。ハインラインの多くの著作をそろえて読むことになったきっかけもこの本ですし(「夏への扉」みたいな話はほとんどありませんでしたが、大好きな作品ばかりでした)、この小説がなかったら、SFにもハマらなかったかも......。

訳者の福島正美さんという名前も、私にはなじみの深いものでした。さらに昔、ジュヴナイルSFを読んでいた私にとっては、おなじみの作家さんだったのです。だから、最初に名前を見たときの印象は「この人、翻訳もやるんだ......」というものだったりして。翻訳はとても読みやすいものでしたが、30年前であっても「文化女中器」には「もっといい日本語がないのかなー」と思ったのも確か。

で、新訳版では。
「おそうじガール」ですよ。

納得、納得。

ちょっと意外だったのは、ピートが「護民官」ではなく「審判者」なことくらいかな。歴史には疎いので、どっちでもあまり変わらないような気がしてしまいますが。でも、ピートはピートだったし、ネコ語のルビもとても良かったです~。

なんだかちっともレビューになっていませんが、「夏への扉」というのは私にとってはそういう本なのです。1950年代に書かれた「70年代と21世紀を舞台にした話」ということで、古臭さを感じたりしたらどうしよう!?とも思っていたのですが、まったくの杞憂でした。

世の中には「昔読んだときはもっとおもしろかったのになあ」という小説がたくさんありますが、「夏への扉」はさすが「オールタイムベスト」に認定されるだけのことはあります。でも、今読むと「SF」というよりは「ファンタジー」という感じもしますね。萌えアニメ化されたりしたら卒倒しそうなので(ネコに幼女にコールドスリープなんて、ネタとしては最高)、それだけはやめてほしいものです(笑)。

新訳ということで、もしかしたら「超訳」みたいになっちゃったらどうしよう!?と心配していたのですが、それも杞憂でございました。だって、福島正美さんを引き継いで翻訳されたのは小尾芙佐さんですから安心です。よかったよかった。

この新訳版で初めて「夏への扉」を読む人はどんな感想をもつのでしょう。
私にとっては、新訳版はこのうえない贈り物でした。


手軽に読むなら、福島正美訳の文庫版をどうぞ~!


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コメント(6)

 SFの古典的名作を新訳で読む日が来るとは、つい最近まで予想していなかったです。
 福島さんの旧訳を名訳だと思っていましたが、今回の新訳も大まかに読んだ限りではすばらしい訳だと思いました。旧訳より訳文は堅苦しくないですね。
 おぢさんも日ごろの早寝の生活習慣を破ってまで、一気に読み通したそうです。(^_^;
 おぢさんも絶賛していた新訳版をじっくりと読んでみたいのですが、ここのところ早朝からの仕事に入っていてあまり夜更かしできないのと、新しいノートパソコンの環境構築に時間を取られてしまい、読書の時間を確保するのがままなりません。(;_;)
 21世紀に入りましたが、自動的に家事をしてくれるロボットは実用化されていません。 かろうじて自動掃除機が市場に出始めたところです。『製図工ダン』はパソコンを使ったCADというかたちで実用化されています。
 個人でパソコンという電子機器をぼくみたいに複数台も使っているという予測はさすがにほとんどのSF作家の方々も予測はつかなかったでしょうね。

H-Wac(わっく)さん、コメントありがとうございます。

「夏への扉」はぜひ新訳を出してもらいたいと思っていたので、実現されてとてもうれしいです。60年前に予測された21世紀ではありませんけど、読んでいてそういうことはまったく気になりませんでした。やはり「小説の力」と「未来予測」とは別物ですね。

「おそうじガール」も商品化されているような気がします。今度ご紹介しますので……。いや~、すごく欲しくって……。

 ここのところコンピューターの開発史等の本を電子書籍も入れて拾い読みしていて、分析的になっていてついつい未来予想の方へ視点がいってしまいました。(^_^;
 未来予想が現在とは違っていたからといって、『夏への扉』の持つ物語の魅力はたとえ時代が移り変わっても色あせることはないと思います。
 でなければ、常にオールタイム・ベストの一位にはならないはずです。
 『おそうじガール』が実用化されていたのでしょうか?ぼくも一台購入したいところです。(^_^;
 話がそれてしまいますが、今回のコメントは新しいノートパソコンで書いてインターネットにアクセスして書き込んでいます。

H-Wac(わっく)さん、コメントありがとうございます。

時代を超えて支持される小説には、それだけのものがあるということなのでしょうね~。

ノートパソコン購入、おめでとうございます。私もそろそろ新しいのが欲しいような……。

 『夏への扉』新訳が刊行されたわけですが、今月は『都市と星』の新訳版が刊行されています。翻訳は酒井昭伸さんです。
 ノートパソコン、メーカーや性能を気にしなければ、結構いい値段で購入できることを実感しました。参考までにぼくが購入したのはマウスコンピューターというショップ系のマシンです。そこで過去何台かデスクトップマシンやパーツを購入していたので、HPを覗いてみたらビンゴでした。
 通信販売でよければ、エプソンダイレクトも結構お手ごろな価格で購入できるかもしれません。
 また工人舎というメーカーもなかなかおもしろいノートパソコンを販売しています。実はその工人舎というところで超小型のノートパソコンを来月から販売を開始するそうなので、情報を収集しているところです。サイズはおあぽけ2を一回り小さいぐらいでしょうか。(^_^;

H-Wac(わっく)さん、コメントありがとうございます。

昔、親しんだ本を改めて読めるのはうれしいですね。どんどん新訳版を出していただきたいものです。

ノートパソコン、買い替えのときには参考にさせていただきます。いつもありがとうございます。

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このページは、みいこが2009年9月 8日 13:53に書いたブログ記事です。

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