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「深沢小さな美術館」

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ようやく「深沢小さな美術館」へ行くことができました。

入口
↑まるで物語の世界の家のよう


「深沢小さな美術館」は、造型作家・友永詔三(あきみつ)さんの個人美術館。館内には、友永さんがかつて手がけた人形劇「プリンプリン物語」の人形や、木からつくられたとは思えないほど繊細で美しい像や絵画などが展示されており、中でコーヒーをいただくこともできます。

はじめてこちらの存在を知ったのは、2年以上も前、あじさいを見に「南沢あじさい山」へ行ったときのこと。ちょっとした坂を登るだけでも大変だった当時、疲れてのろのろと自転車を漕いでいたところ、道沿いのあちこちに小人さんの像が立っているのに気づいたのでした。


zizi
↑大きさも高さもいろいろ。探して歩くだけでもおもしろそう


そして、そばには「深沢小さな美術館」の道案内板が。「こんな山奥(失礼)に美術館なんてあるんだろうか? いったいどんな人がわざわざ行くんだろう?」とずっと思っていました。その後も、近くまで行っても中を見ることはできなかったりで、なかなかチャンスがなかったのです。


入口その3
↑ここが入口です


美術館は、道路から少し奥まったところにあります。案内板に導かれて、路面の悪い坂を登れば到着(駐車場もあります)......と、そこでは作業着姿のおじさんが何やら忙しく働いていました。そばには、途中で見てきたのと同じたくさんの木製の小人さんが積み上げられていて......。

「このへんに自転車をとめても大丈夫ですか?」と聞くと、「どうぞどうぞ」という返事。自転車を2台まとめておかせてもらい、美術館の建物のほうへ歩いていったわけですが、このとき話しかけた気さくなおじさんが、
友永詔三さんその人だったのでした!


入口その2
↑右側の径を下りていくと建物があります

gaikan
↑径を歩いていくと、建物が見えてきます


訪れたのは2週間前なのですが、あたりはずいぶんと紅葉が進んでいました。武蔵五日市駅付近よりも若干標高が高く、ひんやりと涼しく感じられるせいでしょうか、季節が進むのが早いようです。

建物のドアを開け、靴を脱いで中に入ります。入場料は、大人300円。美術館を案内してくださるのは友永さんの奥さまで、ひとつひとつの作品についてや、個性的な建物について、たくさんうかがうことができました。

もちろん彫刻などもすばらしく、「プリンプリン物語」の人形は懐かしかったのですが、美術館となっている「家」の魅力は圧倒的でした。もとは180年も前の和風の古民家でしたが、10年以上をかけて「すべて手作りで」改築。

改築にあたって、友永さんはバルセロナまでガウディの建築を見に行ったそうですが、そういわれてみればガウディぽいかも。この建物が完成形というわけではなく、今もどんどん進化・変化を遂げているというあたりも、サグラダファミリアみたいですね。


池
↑見事な鯉がたくさん泳ぎます


建物はもちろん、お庭と池も実にすばらしいものです。池の水は湧き水を利用したもので、たくさんの鯉や金魚が泳いでいます。池は一部立体的な構造になっていて、水槽のように横から見ることができたりと、立体的にも楽しめるようになっています。さすが芸術家が考えるものは違います。

ちなみに、木製の小人さんたちは「ZiZi」(ジジ)という名前だそうです。由来はうかがわなかったのですが、「爺」なのか何なのか......ともかく、今後もさらに周辺に増える予定だそうで、この一帯は「ZiZi Land」と呼ばれているとかいないとか......。

帰り、相変わらず外で作業中の友永さんにご挨拶をして帰路へ。「自転車だとちょっと大変でしょう」と声をかけていただきました。作業場にたくさん積み上げられた量産型ZiZiたちが、いずれ五日市の道沿いに出撃していく様子を想像し、なんとなく心がなごんでしまったのでした。

ときどき展示変えもあるそうですし、何よりも風景やたたずまいがすばらしいので、またぜひ行ってみたいと思います。


公式ページにはさらに多くの写真が掲載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

ただし、こちらの美術館、路面凍結などのおそれがあることから、12月~3月は休館となります。つまり、年内に見に行くなら今月いっぱい! 今ならさらに紅葉が美しいと思いますので、ぜひ行ってみてください。別世界が味わえますよ!


「深沢小さな美術館」
東京都あきる野市深沢492
入館料 大人:300円 高校生まで:200円
休館日 毎週水・木曜日 12月~3月


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コメント(8)

紅葉の美しい山にこんなにメルヘンな美術館があるとは感動的ですね。

自転車で走った先にあるものが、こんなにいいものである時は充足感に満たされてしまいそうです。

この後はやはりおいしいものが待っているのですよね。

プリンプリン物語は懐かしいですねぇ。
ルチ将軍(1300)とか居ましたか?(*^_^*)

nekki5149さん、コメントありがとうございます。

五日市近辺には行きたいところがまだまだたくさんありますので、少しずつ……。自転車生活を始めてもう何年にもなるのに、ネタ切れがありません。

このあとは「山猫亭」さんでした。すっかり定番。ほかのお茶どころをためしたいと思いつつも、いつも来てしまうので、五日市カフェの開拓は進んでおりません(笑)。たまには写真も撮らなきゃなーと思っております。

ここのカエデはあの時期にしてはかなり早めに色づいているのがありますね。確かに今は残りのカエデも色づきが進んで見事になっていることでしょう。

五日市の辺りでも、ちょっと引っ込んだ所に個性的なギャラリーなどがあって色々と楽しませてくれますが、ここが一番個性的かもしれません。

海が好きさん、コメントありがとうございます。

この日はプリンプリンが出張中のようでしたが、他のキャラはたぶんそろっていたように思います。思っていたよりも大きなお人形でした。

山猫の店主さま、コメントありがとうございます。

五日市のあたりは芸術家をひきつける魅力があるのでしょうね。まだ行っていないところがたくさんありますので(いつも同じことを書いていますが)、まだまだお楽しみが残されているのはありがたいことです。

 ポタリングしていると思ってもいないものに出会いますね。
 大きな美術館で見るのと違って、このような小さな美術館で作品をのんびりと時間をかけて眺めるのもいいような気がします。

H-Wac(わっく) さん、コメントありがとうございます。

もともと行きたかったところでしたので、念願がかなってよかったと思っています。いろいろな意味で、印象的な美術館でした。

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このページは、みいこが2009年11月12日 18:28に書いたブログ記事です。

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