わざわざ録画をして「箱根駅伝」往路をしっかり見てしまいました。
以前は、ほとんど興味がなかった「箱根駅伝」。マラソンと違い、負けが「連帯責任」のようになってしまうのがあまり好きではなかったのもありますが、何よりイヤだったのが大げさ極まりない日テレの実況。リタイヤを必要以上にドラマチックにがなりたてたり、選手のエピソードを浪花節的に盛り上げたりするのがどうしても好きになれず、今まではあえて見ようとはしていませんでした。
そんな気持ちが変わってきたのは、ここ数年のことです。よく通っている「昭和記念公園」で、10月に箱根駅伝の予選が行なわれるということを知ったせいもあります。また、選手たちの走る速度が私の自転車走行速度とあまり変わらないと知ったことも。「駅伝」という世界的にはまったく一般的ではない種目が、こんなにも毎年注目されるのはどうしてなのか、知りたいと思ったためもありました。
「箱根駅伝TV観戦」といっても、最初から最後までじっと見ているわけではありません。見どころは5区、いわゆる「山岳ステージ」です。いや~、予想以上におもしろかったですね! 自転車レースの山岳ステージを見ているのとほとんど変わらないおもしろさでした。
それと同時に感じたのは、「自転車ロードレースは日本でもメジャーになれるはず」という思い。箱根の山に押し寄せた熱狂的なファンは、ツールの山岳ステージの客と同じようにも見えました。戦前の日本では、自転車ロードレースが大人気だったそうです。やり方によっては、再び自転車レースがメジャーになれるのではないか!?......そんなふうに思ってしまいました。
もっとも「箱根駅伝」の人気は、開催時期に負うところも大きいとは思います。昼間から一杯やりながら(笑)のんびりしたくなる正月に、苦しみながら走る若者を見るのは、それはそれは楽しい娯楽に違いありません。90年という歴史の積み重ねや、箱根というロケーションなど、多くの要素が絡み合って、現在の人気がつくられていったのでしょう。
それにしても、5区で優勝した柏原選手は本当にスゴかった! 登ってばかりの23.4キロを1時間17分で走るなんて、たぶん(というか絶対)私の自転車より速いでしょう! 競技の知識はまったくないのですが、駅伝にも自転車ロードレースでいう「クライマー」というタイプがいるのですねえ。
ついでながら、小説のご紹介。三浦しをん著「風が強く吹いている」は、ズバリ「箱根駅伝」をテーマにした物語です。最近、映画にもなったようですが、読んだきっかけは映画のせいではなく、「手持ちの本を読み終わってしまったため、何か手軽に読める小説を探して本屋に入ったら、たまたま目に留まった」というものでした。
ストーリーは、同じボロアパートに住む大学生10人が陸上部を結成し、いきなり箱根駅伝を目指すというもの。シロートでさえ「そんなやっつけで箱根駅伝に出られるのか!?」と思ってしまうのですが、それをぐいぐい読ませてしまうのがこの小説のすばらしいところ。どんどん引き込まれ、しまいには歩きながらも読んでしまうほどでした。
物語の展開はもちろん、「箱根駅伝」に関する長年のギモン(いつも同じような大学ばかり出ているのはなぜか? とか、どうやって本戦出場校が決まるのか?とか)が氷解したのもおススメの理由のひとつ。この本を読むと、「箱根駅伝」TV観戦が明らかにより面白くなると思います。
→楽天ブックスリンク「風が強く吹いている」(新潮文庫)
明日は「箱根駅伝」復路。でももうヒルクライムがないからどうでもいいかな~。午前中から出かける用事があるのでリアルタイムでは見られませんが、やっぱり結果は気になるので予約録画だけはしていこうかな!?
*追記*
「風が強く吹いている」にはコミック版もあるようです。映画版DVDは2010年1月現在は未発売。「シャカリキ!」劇場版のごとくよろしくないのでは!?という先入観があるのですが、どうだったのでしょうね。









こんにちは~。
ようこそ、箱根駅伝の世界へ(笑)
私も絶叫アナウンサーは苦手なのですが、浪花節に弱いんですよね(笑)
娘が陸上部だったせいもあり、走る事を見る機会が多いのと、地味な練習の積み重ねなどが少しだけわかるので、余計に肩入れしちゃいます。
三浦しをんさんのこの小説、面白いですよね。映画は、丁寧に作られてて、エキストラを使っての再現は本物そっくりで、楽しめますよ。
走る楽しさ、美しさが映像を通して伝わってきました。お勧めで~す。
ハルルさん、コメントありがとうございます。
「箱根駅伝」はTVで流れていることが多いのですが、きちんと見たのは今年が初めてです。実におもしろかった!
「風が強く吹いている」映画版、ハルルさんのおススメでしたら安心して見に行くことができます。時間があったら行ってみます。ありがとうございます!