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事故ったビアンキがウチにもあった...

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スポーツ自転車で走行中に前輪が突然脱落して落車、脊髄損傷で四肢麻痺の状態に陥った被害者が、自転車の輸入元に1億6千万円の損害賠償訴訟を起こしました(asahi.comの記事)。

この事件については、4月3日(土)のTBS「報道特集」でくわしく特集されていました。ネットを検索すると、内容の詳細記事や動画もありますので、興味のある方はぜひ見ていただきたいと思います。

事故を起こした車種は、ビアンキのブランドで発売されていた「バックストリート」。被害者のAさんは現在60歳で、事故は2年前。52歳で自転車を始めたそうで、当該自転車については、2002年に新車をネット通販で購入したそうです。

わが家も2003年に自転車生活を始めたクチ。他人ごととは思えないな~って、ビアンキのバックストリートってウチにあるではないですか~! 何を隠そう、最初に購入したスポーツ自転車がコレだったのです。

前の写真
↑最近バックストリートの写真を撮っていないので、昨年の使い回し


自転車初心者にとって、美しいチェレステのビアンキは憧れの的でした。でも、いきなりロードを購入するには価格面のハードルも高く、10万円以下のクロスバイクに流れるのはわりと自然な流れだったような気がします。

被害者のAさんも、同じような感覚でバックストリートを購入したのではないでしょうか。番組では元気なころのAさんがロードバイクに乗っている写真も紹介していましたが、02年当時にこの自転車を購入したときは、バリバリの初心者だったはずだからです(8年前に自転車を始めたと番組で紹介していましたので)。ブランド自転車の複雑な製造販売状況などをAさんが知らなかったのも無理はありません。

わが家の場合は、そんなこんなで「バックストリート」がやってきて、その数カ月後には、同じくビアンキのクロスバイク「ナイアラ」がワタシ用に用意されることになりました。これが、わが家の自転車生活の始まり。そこからハマってしまい、ロードが次々と増えていったのもよくあること。でも、最初に買ったこの2つのクロスバイクはずっと現役でした。それは、躊躇なく駐輪できて、近場ポタには便利だったから。結局、今でも味スタにはこの2台で通っていたのです。

そんなわが家のバックストリートのメンテ状況はどうかといえば......。フレームとフォーク以外の部品はすべて購入時とは別物になり、ちょっとでも乗ればあちこち磨き、室内保管もしていましたが、サスペンションのメンテについては少なくともわが家ではやっていませんでした。お世話になっている自転車屋さんに入院させたことはありましたが、何を依頼していたのかまでは把握していません(ダンナのものなので)。

お恥ずかしい話ですが、その後に購入したちゃんとしたMTBやロードについては頻繁に点検して大事にしているのに、こうした安めの自転車になると、けっこう行き届かない......というか、放置しがちという面があるように思います(ホームセンターでママチャリを買うような感覚だと、8万円の自転車は充分に高いと思われるでしょうけど)。


台湾製
↑台湾製です

RST
↑RSTのフォークです


ちなみに、2003年型のバックストリートには、正面のビアンキマークの下に「MADE IN TAIWAN」の文字があります。フォークの裏にもRSTのシールが貼られていました。購入したときにRSTのマニュアルが付いてきたのかな~。マニュアル類は全部保存してあるので探しているのですが、本体の説明書しか見当たりませんでした。あったとしても各国語版だろうから、まともに読まなかったかも!?

バックストリートは初めてわが家に来たスポーツ自転車なので、現在お世話になっているお店とは違うところで購入しました。自転車生活を始めようという人が最初から相性のいいお店とめぐり合うことはなかなか難しいことです。中には「他店で買った自転車はお断り」というお店もありますし......。Aさんがネットで購入したのも、初心者ならではの選択だったのではないかと思います。

「報道特集」の調査によれば、事故につながった大きな原因は、サスペンションの構造そのものにあるとのこと。もしこれが事実であれば、ビアンキのバックストリートのみならず、同じメーカーのサスペンションが付いた10万円以下のすべてのクロスバイクで同じような事故が起きる可能性があるということです(メンテ以前の問題ですね)。

ルック車と呼ばれる安価なMTBや、1万円前後の安いママチャリで、粗悪な製品であるがゆえに事故が起こりやすいことはよく知られていますが、10万円近いスポーツ自転車にも同じような危険があったとは......。サスペンション付きのクロスバイクを持っていて、フォークにRSTのシールがあったら、一度、購入店でチェックを受けるのがいいかもしれません。

わが家のバックストリートをこれからどうするかについては考え中だそうですが(この際フレームとフォークを取り替えれば問題ナシなのですが(笑))、少なくとも週末の味スタへは違う自転車で行くことになりそうです。今後、お店でサスペンションを点検してもらったら、その結果をブログでご報告するつもりです。


この記事を書くためにいろいろさがしまわっていたら、2003年当時のカタログが出てきました。


03その1

03その2
↑フォークの部分にはRSTと記載


昔のものを見ているうちに思い出しましたが、2003年まではビアンキの輸入代理店はサイクルヨーロッパジャパンではなく、エヌビーエスというアキボウの関連会社が行なっていました。バックストリートなどの日本オリジナルの車種はエヌビーエス時代のもので、04年からは商品がすべて一新されているはずです。

輸入代理店がエヌビーエスからサイクルヨーロッパジャパンに移行するにあたり、どのような契約になっているのかはわかりませんが、今回はサイクルヨーロッパジャパンが訴えられているのですから、そのような責任も引き継いだものと考えていいのでしょう。


保証書
↑購入当時のもの


いずれにせよ、これからクロスバイクでも買って自転車生活を始めたいという人には、サスペンション付きはやめましょう!とアドバイスをしようかと思います。本来、サスペンションというのは精密機械ですので、あまり安くては信用性がありませんし、初心者が自分でメンテすることも難しいものですから。

参考:「報道特集 ビアンキの前輪が突然脱落」(自転車が好き!MadCycler)


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コメント(21)

フレームだって経年劣化により溶接(ろう付け)部分にクラックが入ったりする事も有るそうです(行きつけの自転車屋さん談)
突然折れると危険なので、洗車の時にはパーツの取り付け状態以外にフレームやフォークもチェックしております。
昔は車の改造屋さんでしたもので・・・
自分の身は自分で守らねば・・・・・・・・・・

詳細なレポートありがとうございました。
とても参考になりました。

この事件は、リスクアセスメントの観点から、私もチェックしています。今後の展開も追跡する必要があります。
メーカーの側からすると1台数万円の自転車を売って損害賠償金が億では元も子もありません。
心理的には、事故を否定したり、たいしたことが無いとして対処しないことが傷を深めていくとされています。

構造をよく調べていませんが、屋内保管していたら折れることは無いと思いますよ。
サスは屋外におく場合は屋根の下か、せめてカバーをかける必要がありますね。

こんばんは~。ネットでニュース見て、そんなんもあるのかぁ…と思ってましたが、所有されてましたか!!しかも原因はRSTのサス…ウチのGT TimberLineもRSTのサス使ってるので、一度見てもらった方がいいですね。

詳細なレポートありがとうございました、みいこさんのバックストリートも大事ないといいですね。

この番組予告を見て、見ようと思いつつ忘れた者ですw
こんな内容だったんですね、知ることが出来てありがたいです。
私もこの間、クロスママチャリを買いまして、2万を切る安物だったんですが、日本のマルキンブランドだし、BAAも付いてるので安心していたのですが、やられました。
ブレーキパッドの一つが、まったく別の物が付いていたのです。なんかVブレーキの角度がおかしいと思ったのですが、まさかそんなことがあるとは想像しなかったので、気付くのに時間がかかりました。
その他にもタイヤセンターがずれていたり、ぶつかっていたりの細かい不具合が多くありました。
製造は中国ですが、責任はメーカーのホダカにあると思います。
売っていたホームセンターには最初から期待してませんw
日本の自転車メーカーがクオリティコントロールをできなくなったらお終いだと思うんですがねぇ~。
ブレーキはシマノに交換しました、てかママチャリもフレームだけ売ってくれ!^^

海が好きさん、コメントありがとうございます。

自転車を大事にすると、不具合を早く発見できることにもつながるのでいいことですね。

スポーツ自転車はたいていのところが「目で見える」ので、見えるところだけチェックして安心していました。サスペンション内部までは気にしてなかったなー(後に購入した一桁高いMTBはちゃんと見るのに(笑)。

被害者の方には申し訳ないですが、おかげで改めてメンテの重要性を学んだ気がします。

nekki5149さん、コメントありがとうございます。

裁判の結果がどうなるか、私も気になります。
サスの構造が実際にTVの通りなのか、
いずれウチの自転車で確認してみようと思います。

椎さん、コメントありがとうございます。

バックストリートで飛んだりしていたダンナは
番組を見て蒼白になっていましたw
でも、こういう番組がなかったら知らないで乗り続けていたんだろうなーと思うと、ちょっと怖いですね。
不具合が見つかったら、メーカーはいろいろな方法で周知させなくてはならないと思います。
もちろん、ユーザーもメンテを怠らず……本当、勉強になりました。

まめさん、コメントありがとうございます。

うーむ、日本製のママチャリでもそういうことがありましたか。ママチャリはほぼノーメンテ&雨ざらし保管で長期間乗り続ける場合が多いだけに、よけい頑丈に作らなくてはいけないのでしょうが……。

細かい不具合は販売店の責任だとも思います(最終的な組み立ては店でやるはずですので)。自転車は命を預かる乗り物なので、もっと乗り手も売り手も注意しないとならないですね。

初めまして、ビアンキ絡みの記事を見ていてたどり着きました。
自転車の危険性を改めて感じる報道でした。
ただ、内容には納得がいきませんでしたが…
専門家の方が構造を検証されていましたが、
あの字幕ではサスペンションの構造が事故の原因と言っているようです。
専門家の方は構造が好ましくないと言っているだけです。
私個人の見解を述べますと、サスペンションの設計は良くない(悪い)ですが、
事故との直接的な因果関係はないのではないかと思います。
おそらく、転倒後に抜け落ちたのではないかと。
と言いますのも、走行していた場所がフラットだったこと
サスペンションの重なっている部分が10cm以上あること、
(つまり10cm以上持ち上げないと外れない)
となると故意にハンドルを持ち上げなければ持ち上がらないレベル。
(今までの事故報告も段差等でフロントを持ち上げた際の事故のようです)
事故にあった方は普通に走行していたと言っておられますので、
矛盾が生じることになると思います。
本来なら、実際に起こりうるのかや、同じサスをつけている自転車があることを
アナウンスするなど他にもすることがあったような気がします。

TBSさんから意見を訊かれた方のブログを貼っておきます。
http://openadrawer.blog122.fc2.com/blog-entry-58.html
http://openadrawer.blog122.fc2.com/blog-entry-66.html#more

一番書こうとしていることを書き忘れました。

ママチャリでも最近はアルミフレームが増えてきております。
アルミは鉄と異なりいきなり割れます。
前兆としてクラックが入る場合が多いので気が付いたら確認する癖をつけて下さい。

あと、中国製は品質に?が付くメーカーも多いので例えBAAマークがあっても、
そんなものは利権のための飾りだと思って下さい。
ブリヂストンの自転車でも自転車屋とホームセンターの物では物が違います。
もちろん、中には同じ物もありますが。
アフターサービスについては比べるべくもないですし。
自転車屋で35000円前後の予算があればまともなママチャリが買えます。

それと、バック拡げ工具を使用する自転車屋は個人的にはお勧めしません。

かもさん、はじめまして&コメントありがとうございます!

ご紹介のブログ、私も読んでおりまして、いろいろと考えさせられました。「報道特集」の論調ですと、サスの構造にそもそも問題ありという方向でまとめられていましたが、そうではないかもしれないのですね……。

いずれにせよ、同じような自転車をもっている者への警告という役割は果たしたのではないかと思っています(私とかw)。

私自身は相変わらずママチャリに乗ることのほうが多いので、ママチャリについてもこれからはしっかり見ていこうと思います。

私のママチャリはBAA基準導入以前に購入したアルミ製なのですが、今のところ元気みたいです(ブリヂストン製内装3段)。先日も、あちこち部品交換をしてきましたので、もう少し長持ちしてもらいたいと思っています。7年前に購入した当時は「ママチャリに5万円なんて!」と思っていたのですが、今はすっかり自転車に関する金銭感覚がおかしくなってしまいました。

こんばんは。

この番組、最後の方しか見れなかったので詳しいことを偉そうに言えませんが・・・・

ビアンキ社の応対に失望。

契約上そうなのかもしれないが、自分とこの名前が入っていることに誇り、責任がないのは明白としか言えないような気がしてなりません。

一般的に台湾メーカー(今の主要メーカーのほとんどは台湾製ですけどね)の品質は高く、台湾製なら安心という声が多いですが、当たり前ですが例外もあるのだなと再認識しました。

自分のは中国製ですが今のところ問題なしですw

正直「MADE IN TAIWAN」というステッカーが貼ってある自転車がうらやましいです。

ほてまりさん、コメントありがとうございます。

たとえブランド貸しといえど、ちょっと冷たいコメントでしたね……。最近は海外のロードレースでビアンキを見ることもあまりなくなりましたし、いろいろな面でツラいのかもしれませんね。

私らが買った当時は、ビアンキは憧れでした。本国製の高いロードには手が出なかったので、日本企画のクロスバイクを買ったのです。それでも十分に満足していたんだけどなー。

ほてまりさん
みいこさん、こんばんは。

メーカーを擁護するわけではないのですが、
社長のコメントでは
「アキボウがその自転車の使い道に合わないサスペンションに決めてしまった可能性はあります。
詳細を調査してRSTのサスペンションの設計が悪かったのか、もしくは台湾穂高の組立が悪かったのなら
もちろん、すぐに他の業者に変えますよ。」
「繰り返しになりますが、RSTがこのサスペンションを設計し、日本のアキボウがこのサスペンションを使うことを決めました。
そして、自転車に乗っていたユーザーもどう使うかを決めたのです。
無理な使い方をしていた可能性もありますが、私たちには分かりません。」

つまり、詳細を調べてみなければ責任の所在について的を射たコメントは出来ないと言っていて、
自分の会社に全く責任が無いとも言っていないです。

しかし、TBSの字幕によると、

ビアンキ「安全管理をするのは下請けとユーザー」

となっており若干意図的な編集がされている気がしてなりません。
TBSの報道を鵜呑みにするのは危険かと思います。

それと、台湾製は部品としての品質は高いのですが、サスペンションのような
動的な部品の設計のレベルは正直言いまして低いです。
その証拠に上級モデルは別のメーカーのサスを使っています。

ちなみに私は未だにカーボンを信用できずクロモリorアルミです。

かもさん、たびたびコメントありがとうございます。

番組を見てからさらに情報を集めてみたのですが、
件のサスが原因で前輪が抜けたかどうかについては
なかなか判断しづらいところがあるようですね。
TV番組はもともと何かしらの意図をもって作られるものですし、
見る側も情報をもつようにしないと……。

ただ、同様の自転車をもつ者への警鐘となったことだけはたしかで、その意味では大変に有意義であったと思っています。

みいこさん
若干空気読めて無い感じで申し訳ないです。
最近の報道はどうも偏ったものが多い気がします。
受け手が全部を鵜呑みにすると間接的に加害者にならないとも限らないので
ことさら注意をはらう必要性を感じます。
もちろん平等な報道をしてもらえれば、それに越したことはないのですが。

>同様の自転車をもつ者への警鐘となったことだけはたしかで
これはその通りだと思います。
ただ乗車前のブレーキやタイヤのチェックについて一言も無かったのが残念です。
サスペンションを押したり引いたりの乗車前点検をしていれば
もしかしたら防げた事故かもしれません。
補償以前に防げる可能性があるなら事故は避けたいですから。

今回はビアンキだけがすごく悪いイメージになったのと、
コレクターの方が晒し者みたいになっているのがちょっと可哀想に思いました。

かもさん、たびたびのコメントありがとうございます。

「報道特集」でのビアンキコレクターの人、取材意図などをまったく知らされずに話していたのではないでしょうか。この事件には関係のないことですし、きっとすごく心外に思っていらっしゃるのではないかと心配しています。

TVの報道はどこかセンセーショナルな方向へ行きがちですね。今回のものにもそれを感じますが、かといってあの番組がなければもしかしたら事件には気づいていなかったかもしれないので、そこもまた何とも言えない気持ちになるのです。

僕のはルイガノのMTBですが、今年の正月にこれとまったく同じ症状でサスがズボっと抜けました。車から降ろそうとハンドルを持ち上げたときでした。報道見てびっくりしました
これが走行中だったかと思うとゾッとしました!

しんさん、はじめまして&コメントありがとうございます!

何とも恐ろしいご体験をされたのですね。そのサスは当該ビアンキと同じメーカーだったのでしょうか。製造年は? ……などなど、いろいろ気になってしまうところです。

独立行政法人の製品評価技術基盤機構(NITE)の人もこの事件には注目されています(メールをいただきましたので)。「こんなことがあったので調べてください」と申し出ると、何かしらアクションを起こしてくれるかもしれません。
http://www.nite.go.jp/

自転車は命を預かる乗り物ですから、本当に安全には気をつけないとならないですね。お互い注意しましょう!

バネだけでアウターチューブと前輪を吊る設計はなぁ。
でもバネ下部が破断したのに、インナーチューブ+それに付いた上部バネ分の長さが一気にすっぽ抜けたって話もちょっと変だ。平らな道で、「ス~っとハンドルが持ち上がって…」ってウィリーでもかなさない限りそりゃ無いでしょ。意図的に極端なリア荷重にしなきゃ持ち上がりませんよ

匿名さん、旧記事へのコメントをありがとうございます。

確かに、いろいろと変なところはありますよね……
当時もそう感じてはいましたが、
結局のところ、当該自転車は今は乗っておりません。
フォークは手元にありますが、中を検証してもいません。

この事件は、いろいろ考えさせられるきっかけになったと思っています。

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このページは、みいこが2010年4月 7日 15:43に書いたブログ記事です。

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