5月3日、小金井公園内の体育館へ「完全復元伊能図 全国巡回フロア展in多摩」を見に行きました。


↑体育館でアカデミックなイベント
伊能忠敬といえば、測量によって正確な日本地図を作り上げた江戸時代の偉人。しかも、測量を基礎を学び始めたのが50歳で、そこから20年以上をかけて日本全国を歩いて測量し、地図を完成させたというのですから、それだけで私らのような中年にも気力を与えてくれそうな人なのです。
彼が完成させた伊能図は幕府に献上されましたが、明治時代に皇居の火災で消失してしまいました。しかし、模写やコピーなどが全世界で発見され、その全貌がようやく明らかになったのです。今回は、日本大図214枚、中図8枚、小図3枚をすべてそろえ、オリジナルに近い形で復元し、実際に体感しながら見ることができるというイベントでした。

↑地図の上を歩く
大図の場合、1枚が畳一畳ほどもありますので、それらを200枚以上展示できる場所は限られています。小金井市総合体育館のフロアには巨大な地図が敷き詰められ、観客はその上を歩きながら、地図の詳細を実際に見ることができるわけですが......それにしても、これだけの精度の地図を江戸時代にアナログで作っていたなんて、本当にスゴすぎます!

↑江戸時代の小図でこの精度
図以外にも、当時の測量方法などの展示もあったのですが、それらを見ると、わずか20年ほどで日本全国を測量できたこと自体が不思議に思えてきます。もちろん、忠敬自身がすべての場所に行ったわけではないことはわかっていますが、どこかで宇宙人の助けを借りたのでは(笑)!?と思いたくなるくらいに正確なんですもの。
誰もがまずチェックするであろう場所は、自分が住んでいるところ。残念ながら、小平市付近は空白で、何も書かれていませんでした。府中などの上がいきなり平林寺とかになっちゃうんだもんなあ。いや寂しい。歴史的にまったく重要な場所ではなかったことは知っているんですけどね。

↑今は亡き八郎潟
自転車生活に地図は不可欠。今はGPSやさまざまなツールができて便利になりましたが、昔の地図は歴史をそのまま表しているようで実に興味深いですね。伊能図ではない、明治時代の地形図も置かれていましたが、当時は多摩湖なんてなかったんだもんなあ......。
調べれば調べるほど、知れば知るほど、地図は奥深く、おもしろいもののようです。伊能忠敬という人についても、表面的なことしか知らなかったのでもっといろいろ知ってみたいかも。風邪で遠出ができなかった5月の連休でしたが、地図を見ることでなんとなく遠くへ行かれたような気分に浸ることができたのでした。
![]() | 四千万歩の男(一) (講談社文庫) by G-Tools |
そのうち読もうと思って放置しておいた「四千万歩の男」、ちゃんと読み始めようかな~。井上ひさしさん追悼もかねて(伊能忠敬が主人公の小説です)。









体育館に地図を敷き詰めるなんて、面白い企画ですね。
私はGPSに頼りきりで、地図といえばGoogle Mapです。
方向音痴で土地勘も無いのでGPSが無ければかなり苦労したと思います。
せっかくですから、鎌倉幕府の歴史でも調べてポタれば面白いのでしょうが…。
nekki5149さん、コメントありがとうございます。
地味ですが、いい企画だな~と思い、じっくり見学してきました。
古道めぐりというのも面白そうで、心惹かれるものがあります。わが家の周辺ですと、鎌倉街道かな~。でも、行ってみるとオフロードだったりするところがまた……(笑)。