佐渡では、両津港のすぐそばにある湖・加茂湖を一周することにしました。


↑湖に浮かんでいるのが牡蠣養殖の棚
佐渡は一大観光島ではありますが、金山とかタライ舟などの著名観光スポットは島の西側に集中しておりまして、両津港付近には実はあまり観光地はありません。逆に、観光地でも何でもなく、海でさえない「湖」を見てまわるのはおもしろいかな~と思ったのです。
加茂湖は周囲17kmで、新潟県最大の湖。海とつながっているために、牡蠣の養殖がさかんに行なわれています。17kmなんて1時間もあれば充分まわれる距離ですが、初めて見る風景は珍しく、あちこち立ち寄っていたので、結局、時間ぎりぎりに。いや~、思っていたよりもずっと楽しかった!
正直、「どーせ湖でしょ」とナメてましたね(笑)。多摩湖よりは湖がよく見える道を一周するだけではないかと。でも、加茂湖は多摩湖とはぜんぜん違いました(あたりまえか~)。







↑道路のすぐ下が湖面です
まず驚いたのは、湖面が低いこと。湖を囲む道路は、湖面とたいして変わらない高さです。堤防みたいなものがまったくないんですね。しかも、道路をはさんだ反対側には別の水路があって、水田が広がっています。水があふれたりすれば、加茂湖の水は海水を含んでいるので、農作物には致命的だと思うのですが、きっとあふれたりはしないのでしょうね。

↑湖岸沿いの小屋。畑もある
牡蠣養殖の棚は湖じゅうにひろがっていました。湖面はおだやかで、底が見えるほどの透明度。港にありがちのよどんだニオイはまったくありません。湖岸ぎりぎりの岸沿いには小舟を収めるための小屋がたくさん立ち並んでおり、どう見ても掘っ立て小屋みたいなたたずまいのものも。この湖が、いかに穏やかで安定しているかの証拠ではないでしょうか。

↑牡蠣殻の山
初めて見たときに驚いたのは、牡蠣の殻の山。これは加茂湖外周のいたるところにありました。「牡蠣殻処理場」なんてのも。高さ数メートルの貝塚が延々並んでいるさまにはビックリです。
今回は、加茂湖を反時計まわりに走りました。最初は国道を走るので「ずっと国道だったら楽しくないな~」と心配していましたが、ほどなく湖外周の道へ。農道だったり遊歩道だったりするのでしょうが、これが走りやすくて素晴らしい道でした。湖からは気持ちのいい風も吹いてくるので、まったく暑くありません。

↑柵もない湖沿いの道が延々と続く

↑吊り橋もあるよ~
途中、行き会う人もほとんどなく......。「こんな気持ちのいい道が東京にあったら大変だね~」なんて雑談をしながら、のんびりと走っていきました。都内にあったら、多摩サイのように大混雑してしまって、とても自転車で走れるような道にはならないでしょうね~。
そういえば、途中、数百メートルだけ砂利道がありました。そこは自転車を押して通りましたが(またパンクしたら困るので)、とても短い距離なのであまりに苦になりませんでした。

↑わかりやすい道案内。背景は水田
道沿いには要所要所に立て札があって、迷わないしくみ。いろいろ親切なコースで堪能できました。あ、でもコース沿いには飲食店はほぼありません! もちろんコンビニもなく、自販機もあまり見かけなかったような。でも、17kmと短いコースですので、別になくてもたいして困らなかったですが。
途中、多摩では見かけない鳥を見たり、見慣れない色合いのアゲハチョウと並んで走ったり、セミにぶつかられたり......と、いろいろ楽しい加茂湖一週でした。ちょっとしたアップダウンもあるので(小径車で充分対応できます)、メリハリがあって、おススメのコースです。
立ち寄ったパン屋さんと温泉については、また別途!








すごい牡蠣の殻の山ですね。
牡蠣の殻は「牡蠣(ボレイ)」という生薬の原料になります。
牡蠣の殻を超高温で焼いたら、ボレイの出来上がりです。
制酸作用があり、胃薬として有名な漢方の「安中散」の構成生薬の一つです。
また、安神作用(中医学)もあるので、不安感や夢をよく見るなどの症状がある時に使われます。
そして、収斂・固渋作用があります。この作用がある意味、一番重要なのですが、ネットでは書かない方がいいと思うので、ここまでとさせていただきます。
ちなみに、これがホタテの貝殻だったら、カルシウムウエハースなどに含まれるカルシウムの原料になります。
「資源は有効活用しなくては」です。
これからも楽しみにしています。
身体障害者の薬剤師さん、コメントありがとうございます。
牡蠣殻の山、いたるところにありますので、
その殻の量たるや大変なものだと思います。
生薬の原料になるとは知りませんでした。
しかも、かなり効能があるのですね。
教えてくださってありがとうございます。
ここの牡蠣殻はどうなるのか気になってきました。
昔、祖母が貝殻を庭に埋めていたりもしましたので、
肥料にはなりそうだな~とは思っていたのですが。