ひねもすポタ暮らし

姉妹ブログ「青赤自転車でいこう。2」更新情報

Powered by RSSリスティング
高千穂遙さんの最新小説「グランプリ」を読了。

4152092181グランプリ
高千穂 遙
早川書房 2011-06-23

by G-Tools

表紙を見れば一目瞭然ですが、これは「競輪小説」です。タイトルの「グランプリ」は、毎年12月30日に開催される「KEIRINグランプリ」のこと。「なーんだ、競輪か。興味ないから」と思ったアナタ、ちょっと待って~! 競輪に興味がなくても、競技を知らなくても、十分に楽しめます。というか、読みごたえたっぷり。

主人公は......いません。全部で七章ある中で、最初の六章はそれぞれ主人公の違う短編小説として読むことができます。彼らの共通点は、年末の「KEIRINグランプリ」への出場をめざす競輪選手ということだけ。グランプリに出場できるのは、トップ中のトップの選手だけなので、出場するだけでも大変なことなのです。

描かれるのは、もしかしたらモデルがいらっしゃるのかな?というような選手もいれば、そうでない人もいるのかも。年代も、20代もいれば40代のベテランもいて、競輪選手となった理由も皆それぞれ違います。オムニバス小説のように読み進み、最後の「グランプリ」で一気に......という構成は、それだけで競輪のレースのよう。

レース映像で見るとどことなく無機質に見える選手たちが、物語の中では実にイキイキと描かれています。選手ひとりひとりに個性とドラマと野望と挫折があることはあたりまえなのに、今までそんなことは考えもしませんでした。

最後の第七章が「KEIRINグランプリ」。それまでの章には、それぞれグランプリの出場者を決める大会名が付けられています。グランプリに出場できるのは9人。なのに、六章分では6人しか決まらないのでは!?とも思ってしまうわけですが、そのあたりは読んでいてのお楽しみ、でもあります。

それにしても、本当にストイックな小説。グランプリに出場するためには余計な贅肉はいっさい付けられないのですが、小説自体がまさにそんな感じ。「体脂肪率ひとケタ」小説とでも申しましょうか(まさに高千穂さんご本人のようです)。

ありがちな恋愛や安っぽい友情や同情などは一切不要で、ひたすらクライマックスに向かって突き進むスタイルがすがすがしく感じられます。そういえば、「クラッシャージョウ」や「ダーティペア」以外の高千穂さんの小説って、こういう「筋肉質」なものだったんだよなあなんて、改めて思い返しました。

だから、読む側も居住まいを正して読まなくてはなりません。登場人物がものすごく多く、あちこちの章に入れ替わり立ち代わり登場するので、流し読みしただけでは混乱するかもしれないし、本当に楽しめないんじゃないかな。

実際にグランプリに出場しない脇役たちも実に個性的なので、そのへんを把握するには最低二度は読んだほうがいいと思います。出身地と年齢の記載付きの「キャラクター一覧」があったらいいのに~と思ったこともありましたが、そんなに軟弱ではイカンのです、たぶん。

「競輪」というスポーツにふさわしい、骨太の小説。ハードカバーがピッタリでした。


ひとつ前に発表された自転車小説「ヒルクライマー」が、小学館文庫で発売されています。未読の方はぜひ文庫版で~! 

応募者殺到で、出場は抽選状態になっている「まえばし赤城山ヒルクライム」は、この小説で描かれている「架空の」赤城山ヒルクライムレースが元となって、今年から誕生したものです。このレースに出ようと考えておられる方は、予習として読むのもおススメですよ~!

それにしても、表紙が違うとずいぶん印象が変わるものだな~(単行本時のレビューはこちらに)。


*追記*
最近、毎日100件以上の英語のスパムコメントの攻撃を受けているもので、コメントが「一時保留制」になっております。コメントをいただいてもなかなか公開状態にならなかったりとご迷惑をおかけしますが、しばらくご辛抱くださいませ。よろしくお願いします!
ご無沙汰しております~。

いろいろ忙しくて、運動不足解消のために多摩湖へ行く程度にしか自転車に乗っていなかったため、しばらく放置してしまいました。放置していたせいか、海外からのスパムコメント攻撃に遭ってしまったり......。やっぱりマメに更新しないといけませんね。反省です。

わたくしの最近の楽しみといえば、鳥観察でございました。


tori1
↑蛾の類もよく運んでいました


パソコンデスクから見える軒下に巣箱を設置したのは、もう3年以上前。「ここに営巣してくれたら、観察が楽だろうな~」という、それだけの理由でした。案の定、そんないいかげんなロケーションには鳥がやってくるわけもなく......と思っていたら、今年、初めて営巣してくれましたよ、シジュウカラ夫婦が!

5月になると、シジュウカラは頻繁に巣箱にやってくるようになります。巣作りも何もしない段階でのこの行動は、「ハウジング」と勝手に呼んでいるのですが、要するに「家さがし」ですね。わたくしの立場は「大家さん」ですので、店子が入ってくれないかな~と毎日楽しみに待っているわけです。でも、この段階で終わってしまうことも多いのが現実。

今年はラッキーなことに、巣作り~巣立ちまでひととおりやってくれて、大家としてはうれしい限り。以前、別の巣箱での営巣は見たことがありますが、何といっても今年の巣は、毎日数時間どっぷり観察できる場所だったので、6月はまさにシジュウカラ天国でございました。

きっと卵を温めているんだろうな~という時期を過ぎて、巣箱からかすかにチーチーと声がするようになったのが6月3日。それ以来、21日に巣立つまでは本当に毎日が楽しく、わくわくさせてもらっていました。残念ながら巣立ちの瞬間は見られませんでしたし、クチバシの黄色い若鳥の写真も撮れなかったのですが......。

それでも、毎日数時間はシジュウカラの観察ができるわけで、日々にぎやかになっていくヒナの声を楽しんだり、親鳥が何分おきにやってくるのかを計ってみたり、夜は何時ごろまで餌運びをするのかを確かめたり(雨の日でも18時35分まで運んでいました。親は大変だ~)と、恵まれたロケーションをめいっぱい満喫できました。

小さな羽ばたきの音が聞こえると、自動的に目が巣箱に行くというのがこの3週間の日課。なわばりを侵食した同族との小競り合いや、巣立ったばかりのヒナが窓にぶつかりそうになったところも見ることができて、いろいろ楽しかったなあ。動画が撮れるカメラでも設置すればもっといろいろわかったと思うのですが、それはまた別の機会にでも......。


tori2
↑出てくるときは排泄物を運ぶので、周囲はいつも清潔


シジュウカラが巣だってしまって一抹の寂しさを感じていたところ、お気に入りの鳥観察コミック、「とりぱん 」の最新刊(11巻)が発売されていることを知り、さっそく購入~。

季節の移ろい以外、俗世とは無縁であることが特徴の作品ではありますが、この巻には3月11日当時を描いた章も収録されています。岩手県在住の作者さんだけに心配していましたが、ご本人には被害はなく、連載も中断することなく続いたのですね。

「とりぱん」のコミックスは、順番も気にせずに気楽に読めるのがいいところ......でも、この11巻には、大震災時のエピソードが入っているだけに、居住まいを正して読まなくてはという気持ちにさせられました。

単行本の巻末広告には「 とりぱん大図鑑 」の広告が。コミックに出演(?)する鳥たちの写真&描きおろしイラストで構成したガイドブックだそうです。これは絶対ほしい!と、さっそく注文しちゃったので届くのが楽しみ。

こうして野鳥や花に興味をもつようになったのも、そういえば自転車生活を始めたからなんだよなあ......と思いながら、改めて原点に立ち返って、自転車な日々を送ろうと思う今日このごろなのでした。これからは放置せず、ブログもちゃんと更新しますっ!

そろそろ見ごろかな~と、多摩湖の帰りに東村山市の北山公園へ行ってきました。

shobu2
↑まだ半分くらいの開花状況


毎年見に来ている花菖蒲、観光事業のひとつとして盛り上げていることもあり、毎年どんどん見事になり、イベントも増え、訪れる人も多くなっております。

6月10日現在の開花状況は、まだ半分くらいかな~。ひとことで「花菖蒲」といってもさまざまな品種があり、早咲きや遅咲きがありますので、6月下旬まで楽しめるのではないかと思います。そのころになれば、蓮の花も咲き始めることでしょう。

基本的に、花の写真は青空のもとで撮るほうがキレイなのですが、例外もいくつか。その代表的な花が、花菖蒲であり、紫陽花だと思います。両方とも、梅雨どきの花ですね。紫色はデジカメだと見たとおりには再現できません......でも面倒なので補正せずに掲載。実際の花は、目で確かめてください(笑)。


shobu1
↑子どもたちは網をもって何やら採取中


花とは別に、湿地帯ならではの生き物を見るのも楽しみ。近所の子どもたちは、もっぱらそちら専門です。おなじみのアメリカザリガニやら小魚を救っては大騒ぎしていました。カエルの声も聞こえるけれど、姿は見えないんですよね~。

隣の池では、いつものようにカワセミもいました。以前は誰も注目していなかったのに、いつしかギャラリーが増えましたが......。じっと見ていると、小魚の捕食シーンも見られます。


sasage
↑ハナキササゲ


府中街道沿いのハナキササゲは工事で伐採されてしまいましたが、その兄弟が北山公園で花ひらいています。そういえば、花は今の季節でしたっけ。夏くらいになると、その名の通りのササゲが実ってぶら下がるようになります。あれ、食べられるんだろうか!?


smoketree
↑ご近所のスモークツリー


週末は園内で東村山や近隣の物産展や屋台がにぎやかに出店します。東村山名物のB級グルメの数々が食べられるはずですので、ぜひ行ってみてください~。天気も回復傾向ですし、しっとりした曇り空のもとの花菖蒲はきっと美しいことと思います。

わたしは......いつも北山公園ばかりだけど、来週あたりはたまには他のところで見てみようかな? 

久々に花めぐり

| コメント(4) | トラックバック(0)
肌状態がマシになってきたので、自転車活動もそろそろと再開中。土曜日は、調布方面での用事のついでに、久しぶりに「神代植物公園」へ行ってきました。

rose
↑まさに「薔薇」というイメージのバラ


サッカー観戦で調布方面へ行くことが多いので、なかなか他の場所まで行く時間がありません。神代植物公園は入場時間が午後4時までなので、試合の後に行くのはほぼ不可能。いつしかめったに行かない場所になっていました。


kouen
↑さまざまな品種が咲き誇っていました


バラがきれいな季節は5月ですが、きっとまだ咲いているだろうとバラ目当てに行ってみることに。幸いなことに、まだまだ十分楽しめる美しさでした。それにしても、本当にいろいろな品種があるな~。

バラの香料くさいソフトクリームを食べてみたりと、お約束も欠かしません。この日は暑かったので、日向での花見物だけでも疲れてしまいました。最近、あまり歩いていなかったからかな~。


satuki
↑刈りこまれたサツキ


roses
↑これもバラ


バラ以外にも、きれいに刈り込まれたサツキや、ユリノキの花、ブラシの木のまさにブラシみたいな花、睡蓮、ウツギ類、ヤマボウシなど、今の季節ならではの花をたくさん見られたので満足でした~。

でも、いちばんよかったのは、キツツキを見たこと。するすると木の幹を移動していったので写真は撮れませんでしたが、あれは何だったんだろう? コゲラは何度も見ていますが、それよりもずいぶんと大きかったです。調布にいるんですね~。


leaf
↑これも新緑


花もキレイな季節ですが、やっぱり新緑。こちらは深大寺。新芽から赤いもみじがあるなんて、実は自転車生活を始めるまでは知らなかったことです。私の付け焼刃な植物&野鳥の知識は、すべて自転車な日々とともに積み重ねられてきただけのものなのでした。


popy
↑ポピーの花畑


おまけの写真は、5月下旬の昭和記念公園。秋にはコスモスが咲き乱れる丘は、ポピーで赤く染まっておりました。今はもう終わってしまっていますが......。

さて、次は花菖蒲ですね。今週末はまだ見ごろにはならないようなので、次の週末あたりかな~。

6月は陽が長く、雨さえ降らなければキレイな夕焼けが見える日が多いのです。

yuyake1
↑どんどん赤くなっていきます


でも、どんな条件の日に夕焼けがキレイに見えるのかについては、いまだによくわかりません。翌日が晴れならいいのかといえばそうでもないし、曇っていても夕焼けが見事なときもあるし......。さまざまな条件が重なって、すばらしい夕焼けになるのでしょう。

だから、夕焼け探しはある意味、賭けなのです。今日はキレイに見えそうと思って行ってもはずれてしまう日もあるし、思いがけずにステキな夕焼けを見られる日もあります。昨日は前者で、今日は後者でした。あきらめずに待ってみるものですねー。

今の東京の日没時刻は、18時55分ごろ。多摩湖でもその前後に夕焼けを見ることができます。空が赤く染まるのは、日没直後なんですね。今日は19時5分ごろでした。


yuyake2
↑さらに少し時間がたったころ


久しぶりの多摩湖は、すっかり緑が濃くなっていました。時期的には、そろそろ枝からぶら下がる虫に警戒しなくちゃならないころ。雑木林からは鳥のヒナの声が聞こえてきて、何やら微笑ましい気持ちにもなります。今年は心情的に季節感が感じられなくなっているのですが、こうした風景で少し現実を取り戻せるような気がしますね。


haikyo1
↑ランドマークだった廃墟に変化が


多摩湖南岸ルートのいわゆるホテル&廃墟街ではちょっとした変化が。昔からあった廃墟がどこか小ぎれいになっていました。ただの取り壊しとも思えないんだけど、いったいこれからどうなっていくのか気になります。ちなみに、以前の写真はこちら。

多摩湖外周自転車道は、湖はほとんど見えないけれど、気軽に走るには本当に快適なところ。でも、積極的に「ぜひ来てね」と言えない理由は、南岸ルートにある廃墟や不法投棄されたゴミの山にあります。どこか不気味ですし、人影もないので不安になりがちなんですよね(自分はもう慣れていますが)。


haikyo2
↑わりと最近廃業したホテル。あっという間にこんな感じに


わたしが走りはじめたころは営業中だったラブホテル街も廃業がつづき、今では残っているのは......何軒あるんだろう? 廃業になった途端に不法投棄の粗大ごみで埋まってしまうのは嘆かわしい限りです。

このあたりもキレイに整備して、自然派なカフェなどを作れば、まったく違う雰囲気になるのになーと思ってしまいます。でも、そうなったら混雑して走りにくくなりそうですから、これはこれでもいいのかな......。

9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19

ウェブページ

携帯でも見てね!

QRCode.png
cmanで作成しました

BLOG RANKING

ランキングに参加しています。もしよろしければ、応援お願いします!

にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ



TREview
Powered by Movable Type 4.25

スポンサードリンク